地震対策のポイント

更新日:2019年5月2日

夢のマイホーム

間取りやインテリア、デザインなど、理想はどんどん膨らみ考えるだけで楽しくなりますね♪

でも…ちょっと待ってください!!!

もし大きな地震が発生したら…。

きっちり対策しておかなければ、こだわりのマイホームが倒れてしまうことも・・・

せっかく建てた素敵な家が倒れてしまっては元も子もありません。

でも大丈夫。2つのポイントを知って、対策すればあなたの家は地震に強くなります。

そのポイントとは、

①構造計算で家の強さを確かめる

②耐震等級は、必ず最高等級の“3”を選ぶ

この2点です。

なぜここまで「地震対策を!」と言うかというと、

理由は2016年4月に発生した熊本地震。

これまでに例のない震度7を2回繰り返したことにより、古い家だけでなく新しい家も倒れました。

2018年には大阪府で震度6弱、北海道で震度7の地震が発生しており、日本で住んでいる以上、いつどこで大地震が発生してもおかしくありません。

だから、家族と家を守るためにきちんと対策する必要があるのです。

1つ目の「構造計算で家の強さを確かめる」について。

少し話が戻りますが、なぜ熊本地震で新しい家が倒れたのでしょうか?

その答えは、“家の構造バランスが悪かった”から。

そもそも、家には私たちの体と同じようにバランスがあるのですが、プロに設計してもらった家でも、そのバランスが悪ければ地震で家は倒壊してしまう恐れがあります。

では、家を建てるタイミングでしっかり地震対策ができているかどうかを確認しておく方法はあるのでしょうか?

その方法が「構造計算」です。

家の壁の量や部材の強さ、地盤・基礎の強さを緻密に確認。家の条件に合わせて、加わる力に耐えられるか計算する、フルオーダーメイドの方法です。

例えると人間ドックのようなもの。

健康診断より人間ドックの方がより精密にチェックしますよね!

家も同じようにより詳しくチェックする「構造計算」を選んでください。

地震対策のポイント2つ目、「耐震等級は、必ず最高等級の“3”を選ぶ」について。

「耐震等級」は、国で定められている“家の強さ”を示す性能表示のことで、1~3のランクがあります。

日本では「耐震等級3」が耐震性における最高レベルになっています。

2016年に発生した熊本地震では、国で定められた基準をクリアしているはずの耐震等級1と2の家が全壊した例がありましたが、耐震等級3の家は免れました。

ということは、耐震等級1と2で建てた家はこの先、大地震が発生すると、もう住めなくなる可能性があるということ。

つまり、国の基準をクリアしている=「安心できる」ではないのです。

いつどこで発生するかわからない大地震。最高等級である3はもう必須です。

ずっとずっと、安心して暮らすために、もしもの時に備えることはとても重要。

みなさまの家づくりに是非お役立てくださいね。

【耐震等級1】

建築基準法の耐震基準を満たす最低ライン

【耐震等級2】等級1の1.25倍の耐震性

学校や病院などで採用される避難所レベルの基準

【耐震等級3】等級1の1.5倍の耐震性

防災拠点となる消防署・警察署を新築する際の基準と同等